中国製プロセッサ『Godson』とは
なかなか興味深い。
Godson 3
- MIPS64互換
- 65nmプロセス
- 1GHz
- 4コア
- 10W
- x86 バイナリをオンザフライで変換する機能を搭載
動作周波数から性能的には今ひとつと考えられるが、10Wで動き、x86バイナリ互換機能を持つとなれば、ULPCで使われるCPUの選択肢の一つとして注目される可能性はある。
中国の国産プロセッサ「Godson」に初のマルチコア品が登場
Godson3
- 4コア版は2008年内にテープアウト予定
- さらに、8コア版を2009年にテープアウト予定
- MIPS64コアにx86対応のバイナリ・トランスレーションや
メディア・アクセラレーションに向けた200以上の命令を追加
- 消費電力は4コア版で10W、8コア版で20W
- Godson-3を基にしたペタFLOPS級のシステムを2010年に実現する
- 製造はSTMicroelectronics
Godson2H
- Godson2コアを用いたSoC
- 2009年発表予定
- CPU + GPU
- ノース・ブリッジとサウス・ブリッジの機能も搭載
Hot Chips: the third Dragon CPU
最も詳しい記事。発表スライドあり。
8コア版はMIPS64ベースの汎用コアが4つと、並列演算専用コアが4つからなるヘテロ構成。専用コアは 16GFLOPS/コア。
['10.01.29 追記]
HOT CHIPS 20の講演資料が公開されたようです。
Micro-architecture of Godson-3 Multi-Core Processor (PDF)
p.25にGodson-3のフロアプランがありました。
0 件のコメント:
コメントを投稿