2012年2月22日水曜日

Complex logic cores will become uninteresting

探し物のついでにたまたま見つけた、Exascale computing に関するIntelの発表資料の中に、興味深い記述があった。

Technology and Design Challenges to Realize Exascale
http://www.orau.gov/archI2011/presentations/borkars.pdf

P.25に "Toshiba's Experiment" として、CellのSPUを論理合成で設計して、IBMのカスタム設計と比較して、面積を30%、配線長を28%、それぞれ減らしたという例が挙げられている(ただし、動作周波数は確か4.5GHzから4GHzに低下していたはず)。これまでCPUコアの多くの部分をカスタム設計することで成功を収めてきたはずのIntelが、このような発表をするとは少し驚かされた。


さらに、次ページには "Complex logic cores will become uninteresting" などという記述もある。メニーコアともなるとCPUコア単体のシングルスレッド性能は問題ではなくなり、システム全体のアーキテクチャが重要となる。よって、CPUコアは性能的には論理合成で十分であり、むしろASIC的な手法によりコンパクトに作る方が有利ということだろうか。


何か、どこかで聞いたことのあるような話である。

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