2008年8月29日金曜日

神の子

中国製プロセッサ『Godson』とは

なかなか興味深い。

Godson 3
 - MIPS64互換
 - 65nmプロセス
 - 1GHz
 - 4コア
 - 10W
 - x86 バイナリをオンザフライで変換する機能を搭載

動作周波数から性能的には今ひとつと考えられるが、10Wで動き、x86バイナリ互換機能を持つとなれば、ULPCで使われるCPUの選択肢の一つとして注目される可能性はある。

中国の国産プロセッサ「Godson」に初のマルチコア品が登場

Godson3
 - 4コア版は2008年内にテープアウト予定
 - さらに、8コア版を2009年にテープアウト予定
 - MIPS64コアにx86対応のバイナリ・トランスレーションや
  メディア・アクセラレーションに向けた200以上の命令を追加
 - 消費電力は4コア版で10W、8コア版で20W
 - Godson-3を基にしたペタFLOPS級のシステムを2010年に実現する
 - 製造はSTMicroelectronics

Godson2H
 - Godson2コアを用いたSoC
 - 2009年発表予定
 - CPU + GPU
 - ノース・ブリッジとサウス・ブリッジの機能も搭載

Hot Chips: the third Dragon CPU

最も詳しい記事。発表スライドあり。

8コア版はMIPS64ベースの汎用コアが4つと、並列演算専用コアが4つからなるヘテロ構成。専用コアは 16GFLOPS/コア。


['10.01.29 追記]

HOT CHIPS 20の講演資料が公開されたようです。

Micro-architecture of Godson-3 Multi-Core Processor (PDF)

p.25にGodson-3のフロアプランがありました。

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