2009年2月28日土曜日

屋内での減衰が弱点

UQ WiMAX端末の実機で接続スピードを検証,屋内での電波減衰が弱点か

有線取っ払えると期待してた人にとっては残念な結果。今後、基地局が増えれば少しは改善されるかも知れないが、所詮は2.5GHzだからね。窓際に置けるWiMAXアンテナ付き無線LANルータがあればいいのかな。

それにしても、イーモバが意外に健闘している。1.7GHzと2.5GHzで、こうも違うものか。


['09.03.03 追記]

「モバイルWiMAX」を東京都内で試してみた 速度・エリアを4社で比較

駅のそばだとモバイルWiMAX最強。裏を返せば、やっぱりアンテナ次第ってことか。

他では、ドコモが安定して速いのが目立つ。イーモバも地下以外では大健闘。auは他より遅いが、ドコモ以上に安定しているように見える。

2009年2月27日金曜日

ただの特許ゴロではないらしい

Transmeta社の特許を買ったあの会社

特許を流通させることで儲ける会社。書籍で言うところの出版社的な役割を担うといったところか。
自社特許の取得方法としては具体的には2種類あり,1)著名な研究者を自社の社員として迎え入れ,彼らに独自の特許を開発・出願させる,2)社外の大学教授などが持つアイデアをIV社がヒアリングし,そのアイデアを特許化する出願業務をIV社が代理・支援することで特許を共同で取得する,というものです。
ここらへんの話は、言わばお抱えの作家陣に作品を書かせているようなものか。あるいは、マンガの編集部の方が近いかな?

いやはや、頭良い人は考えることが違うわ。

2009年2月26日木曜日

イかんぞ歯科医?

クラウドの向こう側
たとえば現実空間型のポケモン=エアモン(仮称)など、最高にやりたいチャレンジングなテーマです。もちろん「スタンド」の実装も!
ktkr !

関連エントリ:
iPhoneがあれば可能みたい

2009年2月24日火曜日

App Store 対抗

【MWC】Nokiaもケータイ向けアプリの販売サイトを開設

MS、「Windows Mobile 6.5」を発表--最新IE Mobileやアプリケーションストアに対応

NokiaとMicrosoftがケータイ向けアプリの販売サイトを開設するとのこと。

これで

  Apple: App Store
  Google: Android Market
  Nokia: Ovi Store
  Microsoft: Windows Marketplace for Mobile

と、主要プレイヤーが出揃った形になる。


['09.03.09 追記]

RIM版“App Store”は「BlackBerry App World」に

主要なプレイヤーはまだいた。

  RIM: BlackBerry App World

日本にいるとRIMなんて言われてもピンと来ないけどね。

['09.07.21 追記]
米Palm、webOS向けソフトウエア開発キット「Mojo SDK」公開

  Palm: App Catalog

2009年2月21日土曜日

セカイカメラがどんなトンチでできているのか

セカイカメラがどんなトンチでできているのか、中の人に話してもらった (1/2)

わっしょい。

やっぱり、電子コンパスは付いてたほうが良いよね。

現実世界をiPhoneでタグ化するSekai Camera。プロトタイプも素晴らしい
Sekai Cameraが購買可能となる時期についての質問には、トンチドットのフェローであるMasayuki Akamatsu氏が「2009年の温かい時期」と回答してくれた。
おうっ。

参考エントリ:
iPhoneがあれば可能みたい

NVIDIA の Tegra

[MWC2009]米エヌビディア、Android搭載のMIDをデモ、CPUはTegra

Tegraの仕様は、およそ以下の通り。
- CPU: ARM11 MPCore
- GPU: GeForce(モバイル向け専用設計?)
- Image Processor
- HD Video Processor (デモでは1080P HDビデをを再生)

TI の OMAP 4

TI、OMAP4を発表 - OMAP3には45nmプロセス品と開発プラットフォームが登場

- 45nm
- DSP: C64
- CPU: ARM Cortex-A9 MPCore × 2, 1GHz+
- GPU: Power VR SGX540
- ISP(イメージシグナルプロセサ): 1080P HDビデオ対応

当たり前といえば当たり前だけど、一昔前のPCより高性能に思える。

45nm版のOMAP3も同時に発表された模様。

関連記事:
【MWC】「AndroidもWindowsも」,TI社がOMAP搭載開発キットの第2世代品を発表,「OMAP 4」の概要も

2009年2月19日木曜日

Re: NVIDIA が x86 チップを開発中?

NVIDIA が x86 チップを開発中?
NVIDIAにはIntelと全面戦争をやる理由はない
なんて書いたけど、そうでもなかったようだ。

インテル、NVIDIAを提訴--「Nehalem」対応チップセットはライセンス違反と主張

この件に関して、笠原氏。

IntelがNehalem用チップセットの差し止めを求めNVIDIAを提訴

IntelはCUDAを警戒している、という読み。

そして、元麻布氏。

IntelとNVIDIAがクロスライセンス問題で衝突

NVIDIAがCPU開発してると面白いよね的な。


['09.02.24 追記]

NVIDIA ドリュー・ヘンリー氏インタビュー ~Intelによる訴訟を語る
NVIDIAは、むしろIntelがAtom向けのIONプラットフォームを警戒していると見ているようだ。IONの普及により「安価なCPU+強力な統合型GPUの組み合わせ」という流れができるのを恐れている、と。

['09.03.06 追記]

[WSJ] NVIDIA、x86プロセッサの開発を検討
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0903/05/news037.html
米NVIDIAが、x86プロセッサ――米Intelの牙城である――を製造し、自社のほかの回路と統合することを検討していると明らかにした。
同社はx86技術の開発を決定してはいないと強調し、そうした製品を出すことに決めたとしても、登場は2~3年後になるだろうと示唆した。
あれま。

「決定してはいない」ということでIntel向けのブラフだという可能性もあるにはあるが、果たして。

['09.03.09 追記]

x86市場を見据えるNVIDIA、「問題はいつかだ」と上級副社長
今後しばらくはTegra、IONとAtomの組み合わせで市場の要求に応えられる。だがサイズダウンとパフォーマンス向上が要求され続ければ、「2~3年後にSoCの提供となるのが自然な流れ」というのがNVIDIAの見方だ。残念ながらコメントはここまでで、最後に「そのタイムラインに対する我々の考えは、これ以上語れないが、我々が念頭に置いているのは確かだ」と述べてQ&Aを切り上げた。
NVIDIAがx86 CPUを作る以外に、GPUコアをIPとしてIntelに買ってもらうっていう選択肢もあるような。

そしてARMにも先を越され

ARM、32ナノメートルモバイルプロセッサを披露

英ARM,32nmプロセスでCortex-A9搭載のテスト・チップを試作

まあ、いっぱい作ってるとこに金が集まるってのは当たり前の話なんだけど。

注目すべきは、基本的にIPを売る企業であり、完成品で商売するわけではないARMが、先端プロセスを使ってチップがちゃんと作れることを実証していることだろう。

先端プロセス(当時)を使ったチップで、実装部隊が火を噴いているにも関わらず、論理FIXしたからと言って打ち上げに行っちゃうような人達には、大いに反省をしてほしい。

というのはただの私恨 :)

Nokia meets Qualcomm

フィンランドNokiaと米Qualcomm、共同で高機能スマートフォンを開発へ

まじで?
両社は特許訴訟で対立関係にあったが、2008年7月に和解。Qualcommは今月、Symbian Foundationに賛同を表明するなど、関係が好転している。
そうは言っても、ねえ。

ここらへんは「欧米の企業」ってとこかな。

2009年2月13日金曜日

Real men have fabs

32nm生産拠点へ80億ドルを投資するIntel

Intelの規模から言えば、たいした金額じゃないかも知れないけど、この不況の中、景気の良い話だなあ(嘆息)。

Nehalem-EX あるいは Beckton

Intelが概要を明かしたオクタコアCPU「Nehalem-EX」

コアはNehalemをほぼそのまま流用し、L3キャッシュを2MB/コアから3MB/コアに増強といったところ。コアの形状は2コアチップから8コアチップまで同じコアを流用することを優先して決められたのだろうか、フロアプランにはあまり美しさを感じない。特に、上下辺のI/O部分には余りの領域があるように見える。

コアを流用可能とすることにより開発費を大幅に抑制できるのと、多少の空き地があっても目を瞑れるほどに8コア版の利益率は高いということだろうか。

Intel、Nehalem-EXとDunningtonの技術詳細を発表
この3次キャッシュは強力な誤り訂正回路を搭載している。2bitまでのエラーを訂正し、3bitまでのエラーを検出する。データ領域は冗長構成を採用しており、同じパッケージに搭載したシリアルEEPROMで不良発生領域と冗長領域を切り換える。また冗長構成が適用不可能なタグやデータパスなどに欠陥が発生した場合は、該当するスライスそのものを無効にする。
またCPUコアに欠陥が見つかった場合も、該当するCPUコアを無効ににする。しかし該当CPUコアに隣接する3次キャッシュのスライスは、特に影響を受けず、継続して利用できる。逆に、スライスが無効になったときも同様で、隣接するCPUコアはそのまま使用できる。そして無効になったCPUコアとスライスはクロック供給を停止してシャットオフモードに入る。これは、リーク電流を抑制するためである。
ここらへん、かなり強力。

さて、HPがItaniumを諦めるのが先か、SunがSPARCを諦める(その時にはSunがSunでは無くなっているような気もするけど)のが先か。


['09.02.14 追記]

2bitエラー訂正については、単純に「2bitだから他のプロセッサよりも高信頼!」 というわけではなく、2bitにせざるを得なかった事情というものもあるようで。

最近の話題 2009年2月14日
従来は,複数のサブアレイを使い,極端な場合は,各サブアレイから1ビットづつ読み出すという構成であったので,中性子などでSRAMがエラーしても,他のサブアレイには影響しないので1ビットエラーを訂正できれば良かったのですが,1つのサブアレイから64Bを読み出すとなると,1発の強力な中性子で隣接ビットが塊でエラーするケースが無視できないので,それに対処するために2ビットエラー訂正を行うことにしたと考えられます。しかし,この構成で,DECTEDで十分な信頼度が確保できるのかどうかは,疑問が残るところです。

2009年2月10日火曜日

LLNL ASC Sequoia

NNSA awards IBM contract to build next generation supercomputer
 - BlueGene/Q
 - 導入開始: 2011年
 - 完成: 2012年
 - ピーク性能: 20PFLOPS
 - プロセサ数: 98304
 - コア数: 1.6M (16コア/チップ)
 - メモリ: 1.6PB
 - ラック数: 96 (1024ノード/ラック)

コアあたりのピーク性能が12.8GFLOPSであるため、クロックは1.6GHzでコアあたり4FMA演算器を搭載しているものと思われる(3.2GHzで2FMAの可能性もあり)。

2009年2月9日月曜日

NVIDIA が x86 チップを開発中?

Nvidia is trying to make an x86 chip

うーん、どうなんだろ。NVIDIAにはIntelと全面戦争をやる理由はないと思うんだけど。

並列コンピューティングの大物を研究部門のトップにスカウトしたNVIDIA

NVIDIAが目指している(かもしれない)もの。

So we should build chips that look like this

上の図で、各コアがx86コードを実行可能であれば、「それなんてLarrabee?」という感じだが。

Re: Nanoなの

フォトレポート:サムスンによる2台目のネットブック「NC20」
NC10はIntel Atom 1.6GHzプロセッサを搭載していたが、NC20ではVIAのNano 1.3GHzプロセッサとVX800チップセットを搭載。メモリは引き続き1Gバイト。グラフィクスエンジンはIntelのGMA 950からVIAのChrome9に置き換えられた。
買わなきゃサムソン♪

関連エントリ:
Nanoなの