2009年3月16日月曜日

シスコ!

# TMGEなーつかしーねー。

狙いは「隣接市場」,HPとシスコに見るハードの攻防
ところが経済が危機的状況を迎えると、各分野のボリュームが減るため、「隣の芝生」に踏み込む野心を抑えきれなくなる。しかも、技術が標準化・コモデティ化して参入障壁が低くなるため、隣接市場への侵攻が一挙に積極化する。結果、業界では統合・再編が起こる。今のIT業界では、そんな激的なドラマが始まっている。象徴的な動きは、シスコのサーバー市場への進出と、HPのネットワーク機器への本格的な取り組みだ。互いの得意分野への侵攻という意味で今年最大の話題をさらいそうだ。米オラクルのデータベース専用ハードも注目の一つである。
レッドオーシャンか。
“融合商品”を開発することで、ハードだけで付加価値を追求しているシスコやHPといった米メーカーに対し、国産メーカーはハードよりサービスで付加価値を生み出そうとしている。この姿勢が今後、日米ITメーカーの業績の差となって表れるかもしれない。
プロダクトアウトじゃダメだからマーケットインだ! なんて話を良く聞くけど、マーケットインだけじゃ“融合商品”なんて産まれてこないよなあ。

シスコのサーバ市場参入、その真の狙いは何か
シスコがサーバビジネスのマージンの低さを無視して、なぜサーバ市場に参入するのかと疑う人々はこれを見落としている。シスコが提供するのはサーバ単体ではなく、サーバ仮想化をベースとした包括的なデータセンターインフラ・ソリューションであり、全体としての付加価値を逆に高めようとしていると考えられる。
['10.03.17 追記]

というわけで、正式発表。

Cisco、「Unified Computing System」でデータセンター仮想化戦略を強化

ブレードサーバなんて、誰でも作れるってことか。

シスコの新ブレードサーバは「イーサネット命」
シスコはヴイエムウェアの大株主であるEMCとの提携関係も拡大、統合ソリューションの開発や検証、訴求を進める。
['10.03.23 追記]

Ciscoの勝算-サーバー市場進出の波紋
一方、Gartnerは技術面で差別化を図るCiscoの戦略に対し、サーバー市場が価格主導であることを指摘。辛口な見方を示した。同社は分析のなかで「既存ベンダーに対抗するには、これらの機能を、競争できる価格で提供し、かつ価値を示す必要がある」と述べている。
そうね。HPは強敵だと思うよ。

関連エントリ:
オラクルとかシスコとか

2009年3月13日金曜日

レディーゴォォォ!!

全高18メートルの等身大ガンダム、お台場に立つ

どうせなら、シャトル付きのシャイニングガンダムにすれば、ガンダムファイトが始まりそうで良かったのに。ガンダム30周年記念の前に、Gガン15周年記念だろうが!

ところで、潮風公園は西側が東京湾なので、残念ながら

 「美しいな…」
 「はい!とても美しゅうございます!」

ごっこはできない。


['09.04.16 追記]

実物大ガンダムでオリンピック招致も燃え上がれ

オリンピック招致に使うなら、なおさらGガンダムだろうに。オリンピックもガンダムファイトも4年に1度なんだから。

2009年3月12日木曜日

元に戻せなくなったときは

色を塗りなおせばいんじゃね?

ルービックキューブの数百倍複雑? DIYパズル「Petaminx」(動画あり)
すべて手作りのDIY作品です。以下の動画の中でがちゃがちゃと動かしてますが、その後ちゃんと元に戻せたのか心配になってしまいます。そもそも解ける人はいるんでしょうか?

2009年3月5日木曜日

オープン・ハードウエア

Always Innovating社がオープン・ハードウエアの小型ノート・パソコンを公開

CPUはOMAP3、OSはLinuxベースとのこと。

OMAP3だと普通のPCとして使うにはちょっときびしいかも。モバイルブロガー御用達ってところか(なんてニッチ)。

面白いのはハードウエアの設計情報も公開されている「オープン・ハードウェア」ということ。ものすごいお金持ちなら、台湾あたりのODMメーカーに自分専用の Touch Book を作らせることも可能。まあ、本当のお金持ちは、そんな無駄遣いはしないと思うけど。

Microsoftのサーバ

【続報】Microsoft社も,Atom採用のサーバー機を開発

サーバOSでもサーバプログラムでもなく、ハードウェアとしてのサーバ。

まあ、「開発」と言ってもODMメーカーに作らせるってだけだと思うけど。

あるいは、「SPARC Enterprise Tシリーズなんて買わなくても、ダイジョブダイジョブ」というメッセージかしらん。

IBMのl'IDRIS講演資料

Multicore and Massive Parallelism at IBM (PDF)

POWER7/7+
- 45/32nm
- 8コア/ダイ
- オンチップeDRAM

ASC Sequoia
- 18コア/チップ (2コアは通信用?)

チップの開発の方向性
- Programming Intrusiveness
 + Single-thread program
 + Java program
 + Annotated program
 + Explicit threads
 + Parallel languages
- Compiler Innovations
 + Traditional Compiler
 + Parallelizing Compiler
 + JIT Parallelizing Compiler
 + Directives + Compiler
 + Parallel Language Compiler
- Hardware Innovations
 + Speculative threads
   Single-thread program, Traditional Compiler との組み合わせ
 + Assist threads
 + Functional threads
   Parallel languages, Parallel Language Compiler との組み合わせ

IBMの3つのアプローチ
- Blue Gene:
  Maximize Flops Per Watt
  with Homogeneous Cores
  by reducing Single Thread Performance
- Power/PARCS:
  Maximize Productivity and Single Thread
  Performance with Homogeneous Cores
- Roadrunner:
  Use Heterogeneous Cores and
  an Accelerator Software Model
  to Maximize Flops Per Watt
  and keep High Single Thread Performance

2009年3月3日火曜日

IntelとTSMCの提携

インテルとTSMC、「Atom」チップ製造で提携--スマートフォン市場などを視野に

いろいろと憶測が流れていたが、
TSMCが、AtomチップをTSMCブランドで販売することはない。TSMCは、単にAtom関連のシリコン製造を手がけるのみであると、同社幹部が2日に語った。今回の提携で誕生する新製品は、すべてIntelのブランドで提供されることになる予定。
というわけで、結局、今回の提携は、IntelがTSMCにAtomのSoCの製造委託をするという内容であった。したがって、当然ながらIntel以外の企業がAtomコアをIPとして使ったSoCを製品化する、といったことはできない。

Intelは多くの顧客で実績のあるTSMCのSoC用IPを手に入れることができ、TSMCは大口顧客としてIntelを得る、というまさにWin-Winの提携に思える。

ただし、Atomが組み込み向けで成功できるかどうかは、まだ何とも言えないところ。