2011年7月16日土曜日

Intelのプロセスで作るFPGA

「8nm世代まで視野に入る」,FPGA製造をIntelに委託

Achronixの製品は高性能向けと高集積向けがある。高性能製品のSpeedster22i-HPは1.5GHz相当の処理性能であり、これは従来のハイエンドFPGAのおよそ3倍の値だそうだ。
Achronix社の製品が1.5GHzの処理性能を達成できるのは,従来のFPGAと異なる回路技術を採用しているからである。従来のFPGAはクロックに同期して回路が動作する「同期式」であるのに対し,Achronix社のFPGAは処理に必要な回路だけが任意のタイミングで動作する「非同期式」をユーザー論理部に採用する。非同期式回路を基に高速化する技術を組み合わせた。
「非同期式」が高速化の鍵のようだ。また、「相当」というのは全ての回路が1.5GHzで
同期して動いているわけではないということか。

また、(FPGAのターゲットからは外れるだろうが)消費電力を気にしなければ、さらに
高速の動作(3.6GHz相当)も技術的には可能とのこと。

なお、Intelが「自前主義」の方針を転換して生産受諾した理由について、この記事の筆者はIntelがAchronixとの協業を通じてFPGA技術の獲得を狙っている可能性を挙げている。

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