2011年8月15日月曜日

Blue Waters 開発中止

# Togetterもどき+α。

http://twitter.com/#!/ProfMatsuoka/status/101349154923618304
NCSAの関係者に今回のBlue Watersのキャンセルの経緯を色々聞いた。NECの次世代(富士通「京」のみになった)撤退とは様相が大分違う、色々信じがたいことが起こったようである。詳しい事はふじこになるので余り言えないのが残念だが、前向きに代替機が調達されそうなのは幸いだ。
「信じがたいこと」ってなんだろう?  しかも「色々」とは。
NECとは違うということは、やっぱりお金の問題じゃないってことかな。

http://twitter.com/#!/ProfMatsuoka/status/101683855290925056
うーむ、IBM Blue Watersの契約不履行に関して、更に色々聞いた。詳細はとても呟けないが、NCSA/NSFは比較的大丈夫で、むしろIBMのHPCにおける将来を心配してしまうような雰囲気である。残ったIBM BlueGene/Qも注意深く見つめている必要があるだろう。
BlueGene/Qも順風満帆というわけでは無さそう。

104. Blue Waters, 日本のポストペタプロジェクト
ということで、「マシンのための技術はできたけど IBM による財政的、技術的なサポートが当初の予想以上に必要になった」と書いてあります。これは一見、コストが高くなりすぎた、と書いてあるようにみえますが、どうせここまでの開発に莫大な費用を使ったに決まってるわけですから今になって撤退というのが単純に財政的な理由であるわけはありません。つまり、おそらく、動かせなかったのであろう、ということです。実際、単にfinancial というだけでなく techinical なサポートがこれからもまだ想定以上に必要、というのは、そう解釈するほうが自然です。
革新的な技術を使おうとした製品がポシャって、代わりに比較的コンサバでレベルが低いと見られていた製品が生き残るというのは、この世界ではありがちなこととは言え。
もっとも、6月の Top500 でも BG/Q はあまり大きなシステムになってないのが微妙に気になるところで、512チップということはおそらくまだラック半分のシステムであり、ラック間接続は安定動作できてない、というふうにみえなくもありません
ひょっとして、IBMとしてインターコネクトがうまくいっていない?

しかし、

Blue Watersがこけても問題なし - 次世代機の開発が進む米国のスパコン事情

Blue Waters がこけ、さらに BlueGene/Q がたとえ遅延したとしても、Cray XK6 が控えている。さすがにアメリカは層が厚かった。

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