http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120910/238960/
改善点は以下の4つ。
- ダブルパターニングに対応
- 2次元パターンマッチング機能を追加
- 64個のプロセッサでの分散処理が可能に
- IC Compilerとの連携強化
UPF 2.0は、論理パートと物理パートを明確に分離可能なこと、RTLの論理シミュレーションは論理パートのみで実行できることなどにより、ASIC設計フローに向いた形式になった。「実装屋には使いにくい」という点は改善されたようだ。
CPFではユーザーが最初に定義した内容を各工程で利用するのに対して、UPFではツールが次の工程向けに内容を更新する(書き換える)。同氏によればツールが生成した新たなUPFを検証する必要があるため、できればCPFのようにずっと同じ内容で使いたい。設計が進むにつれてインクリメンタルに更新していきたいというのはCADを作っている立場からは理解できるのだけど、そうするとLVSあたりで何と何を比較してるのか分からなくなるのよね。
チップ外部からパワー・ゲーティングを行うケースでは、テストベンチにパワー・スイッチに相当する機能を書き込むことで、内部に制御部がある場合と同等の検証が行えるようにした。へえ、テストベンチに記述するのか。
今回、STMicroは、歩留まりや信頼性、フィールド違反に関連した問題を特定するための論理シミュレーションの違反レポートの確認や、チップ・レポートの解析工程を自動化する独自のソフトウェアを、VIAプラットフォームをベースにして開発した。このチップ・レポートによって、潜在的な異常を自動的に特定することが可能になった。特定した潜在的な異常はフィジカル・レイアウト上で詳細に解析することになる。内製CAD部隊の生きる道として、こういう設計者に近い領域を頑張るというのは、アリかもしれない。
Intel全体のデータセンター数は87と2009年の95から少し減った(図1)。一方で、ストレージ容量やネットワーク帯域幅は2009年の倍以上になっている。「処理能力の70%以上を使う、半導体設計の複雑度が急速に高まっていることがその背景にある」(富澤氏)。実際、半導体設計向けの処理能力は急上昇している。2008年比で2011年の半導体設計の処理能力は159%増加(約2.6倍)になったという。儲かってるところは、リソースにも投資できて良いですなあ。とは言え、
処理能力は向上しているが、同時に効率化を進めており、2011年は半導体設計関係で1990万米ドル(約16億5200万円)のコストを削減した(図2)。もちろん効率化も進めていると。
このうち、700万米ドル(約5億8100万円)が「設計コンピューティング予測エンジン」の導入によるものだ(図3)。これは、収束しないなどの異常終了によって結果が出ない処理を、異常終了前に検知することで、無駄な処理を減らす。どんな超技術やねん! って思ったら、
以前に正常終了した同種の処理時間から推定して時間がかかりすぎていると、異常終了の危険性が高いと判断しているという。そういうことか。
設計コンピューティング予測エンジンのほかに、「NUMA Booster」とうアルゴリズムも、半導体設計業務の効率化に寄与しているという。NUMA Boosterはコンピューティング・ジョブの計算資源への割り付けを最適化するためのアルゴリズムである。なんてものが。
"It's a great deal for Synopsys," said Gary Smith, chief analyst at Gary Smith EDA. Smith said the deal makes sense for Synopsys because while Synopsys' analog custom IC EDA effort has not really taken off, Magma's has.上記のように、Gary Smith さんは、アナログ・カスタム IC CAD を入手するためと分析している。
xbit記事の手作業or自動設計という対立軸はどうなんだ?ごもっとも。
ふつー自動設計ツール&人力カスタムで造り上げていくもんだろ。
ツールを購入してテストしていたというくだりからするとAMDは社内製ツールをある程度諦めたっぽい。なるほどね。
ccoptは,既存の設計環境に容易に取り込むことができるとする。具体的には,タイミング・ドリブン配置やスキュー活用クロック・ツリーの合成,インクリメンタルなフィジカル合成,フィジカル・クロック・ゲーティング,およびクロック・ツリー作成後のクロックの最適化などに適用できる。なお、Azuroの主な製品は以下の通り。
二つのマスク・レイアウトへの振り分けも自動的に行う。というのはともかく、
自動振り分けは,IC Compilerの配置ツール,および配線ツールの「Zroute」で実現したという。というのは、どういう仕組みなんだろうか。
IC Compiler Advanced Geometryは、一般に(四色問題のような)色分け問題と言われる手法でダブルパターンニング化のための必要事項を系統立てて明確にする画期的な新技術を導入し、各種設計指標への悪影響を回避しつつ最終的に2つのパターンに正しく分解できるcorrect-by-constructionソリューションを提供する。四色問題ですか。難しそうですね。
The point of the project was to have fun and also get a feel for what it took to create an iPhone application, Sanie said.とあるので、そこにiPhoneがあったので登ったと言うか、実験的な試みのようだ。
"I wanted to see how the whole ecosystem works," he said.
もしLSI設計のどこかの段階でうまく切り出せてパズルにできるような問題が見つかれば,例えば夕方インターネットで公開して,次の朝には世界のどこかの誰かが最適な解を報告してくれるかもしれない。## クリティカルパス担当の人は「ずっと俺のターン!」