2009年6月25日木曜日

IntelとNokiaが提携

IntelとNokia、新モバイル端末に関する長期提携を発表

はっきり見えているところでは

- Moblin、MaemoのLinuxオープンソースプロジェクトでの共同開発
- IntelがNokiaのHSPAモバイル技術のライセンスを取得

といった感じだが、NokiaはAtomを採用するの? とか、Symbianはどうなるの? とか、この提携の先に来るものを考えると非常に興味深い。

しかし、IntelもNokiaも大きい会社なのにフットワークが軽いというか。

Atom携帯かNokia製Netbookか――IntelとNokia、「新しいモバイルプラットフォーム」で協力
アナリストは、Intelはこの提携により、携帯電話チップメーカー大手のQUALCOMM、Nokiaの主要サプライヤーであるTexas Instruments(TI)に対抗するチャンスを得ると語る。
TIとQUALCOMMに携帯電話プロセッサを供給しているARM Holdingsにとっても競争が厳しくなるかもしれない。ARMの顧客は一部でWind River Systemsのソフトを使っている。
Intelは今月、Wind River買収を発表した。Wind RiverはSamsung Electronics、Apple、Hewlett-Packard、Motorolaのデバイスを高速化し、接続するソフトを提供している。
ARMにとってはネガティブファクター、と。

IntelとNokia、無線ブロードバンド時代に向けたモバイル機器開発で戦略提携
Chandrasekher氏は「今回の提携内容は、(1) Intelアーキテクチャをベースに将来のモバイルデバイスを作る、(2) ソフトウェア技術の開発、(3) NokiaからのHSPA/3Gの技術ライセンスの3点のみで、具体的な製品を語る段階ではない」と述べ、製品化を含む次のステップへの移行時期についても回答を避けた。また、この種のモバイル機器へのWiMAX搭載については「今回はNokiaからライセンスされる技術の採用のみ」 (Chandrasekher氏)となりそうだ。
次にNokiaが自社のスマートフォンで採用しているARMプロセッサに話題が振られると、Oistamo氏は「ARMとの長年の提携関係に変化を与えるものではない」と述べ、Intel製プロセッサ採用については明言していない。Intelが開発中の省電力プロセッサの次世代版「Moorestown」 (開発コード名)をプッシュし、Atomプロセッサの利用範囲拡大を狙っていくのが今回の趣旨だとみられていたが、まだそうした段階にはないようだ。
双方ともまだ切り札を切っていないというか、そういう感じ。

ところで、

ARM vs. Intel
そうは言っても、ケータイの世界のチャンピオンであるNokiaあたりがこれに乗ってくるとは到底思えず、
うーむ、外したか。

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