2009年12月3日木曜日

Single-chip Cloud Computer


Intelがメニーコアの研究用チップのデモを行ったそうだ。

# 最初はLarrabeeの実チップだと思い込んでいたが、全く違うもののようだ。

Intel、48コア搭載のプロセッサをデモ

クラウドコンピューティングなどでは、あえて性能の低いチップを使うことで価格当たりの性能や電力あたりの性能にフォーカスしたデータセンターを構築しているそうだが、その考え方を推し進めたものと言える。

以前、80コアのチップをデモしたときは、浮動小数点演算器を積んだ小規模なコアだったが、今回のものはれっきとしたIA-32コアだそうなので、汎用的な利用にも向いているのだろう。

しかし、
このプロセッサのプログラミングには、クラウドデータセンターソフトで使われている並行プログラミングアプローチを応用可能。Intelは既にHPやYahoo!と協力して、Hadoopを使ってクラウドアプリケーションをこのプロセッサに移植する作業を始めている。
当たり前のこととは言え、使う人がいるから作れるのよね。

以下が発表資料のアドレス。

Single-chip Cloud Computer [PDF]

そして、以下が関連記事。

Intel puts cloud on single megachip
"This is not a product. It never will be a product."
当然だが、このまま製品化されることはないようだ。
The SCC's 48 IA-32 cores were described by Rattner as "Pentium-class cores that are simple, in-order designs and not sophisticated out-of-order processors you see in the production-processor families - more on the order of an Atom-like core design as opposed to a Nehalem-class design."
コアは "Pentium" 相当とのこと。Larrabee も Pentium(P54C) 相当なので、同等のコアということになる。

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